天然石と人工石の見分け方
天然石と人工の石を見分ける方法はいくつかありますが、年々人工の石を作る技術も高度になっており素人では見分けがつきにくくなっています。
自分で見分ける方法としては、以下のようなものがあります。
・色や模様
天然石は、色や模様が均一ではありません。一方、人工石は、色や模様が均一です。この方法は、最も簡単な見分け方です。
・硬度
天然石は、硬度が一定です。一方、人工石は、硬度が一定ではありません。天然石と人工石を一緒にすり合わせると、天然石の方が傷がつきにくいことがわかります。
・比重
天然石は、比重が一定です。一方、人工石は、比重が一定ではありません。天然石と人工石を水に浮かべてみると、天然石の方が水に沈みやすくなります。
・熱伝導率
天然石は、熱伝導率が低いため、熱をあまり伝導しません。一方、人工石は、熱伝導率が高いため、熱をよく伝導します。天然石を手に持って、手のひらで温めてみてください。天然石の方が、人工石に比べて温まりにくいことがわかります。
・透明度
天然石は、透明度が一定です。一方、人工石は、透明度が一定ではありません。天然石を光に当ててみると、天然石の方が、人工石に比べて透明度が高いことがわかります。
・傷のつきやすさ
天然石は、傷がつきにくいです。一方、人工石は、傷がつきやすいです。天然石と人工石を一緒にこすると、天然石の方が傷がつきにくいことがわかります。
・価格
天然石は、人工石に比べて高価です。天然石と人工石の価格を比較してみてください。天然石の方が、人工石に比べて高いことがわかります。
ただ、値段だけで判断は下手すると大損する可能性もあります。高いものは良いものという錯覚でわざと値段を上げて販売する人もいるので値段だけでなく自分の眼力を信じて買う。不安なら信頼できる鑑定士に依頼する必要があります。
天然石と人工石の鑑定は実際にどうやって鑑定する？
・目視による鑑定
目視による鑑定は、最も一般的な鑑定方法です。天然石と人工石の色や模様、透明度、傷のつきやすさなどの特徴を比較することで、天然石と人工石を見分けることができます。
・顕微鏡による鑑定
顕微鏡による鑑定は、目視による鑑定では見えない細かい特徴を観察することで、天然石と人工石を見分けることができます。例えば、天然石には、人工石には見られない内包物や結晶構造が存在することがあります。
・比重測定による鑑定
比重測定による鑑定は、天然石と人工石の比重を比較することで、天然石と人工石を見分ける方法です。天然石は、人工石に比べて比重が高い傾向があります。
・硬度測定による鑑定
硬度測定による鑑定は、天然石と人工石の硬度を比較することで、天然石と人工石を見分ける方法です。天然石は、人工石に比べて硬度が高い傾向があります。
・熱伝導率測定による鑑定
熱伝導率測定による鑑定は、天然石と人工石の熱伝導率を比較することで、天然石と人工石を見分ける方法です。天然石は、人工石に比べて熱伝導率が低い傾向があります。
・蛍光性測定による鑑定
蛍光性測定による鑑定は、紫外線や赤外線などの光を照射したときに、天然石と人工石の蛍光性が異なることで、天然石と人工石を見分ける方法です。
・化学分析による鑑定
化学分析による鑑定は、天然石と人工石の化学組成を分析することで、天然石と人工石を見分ける方法です。
・コンピューターによる鑑定
コンピューターによる鑑定は、天然石と人工石の特徴をコンピューターで解析することで、天然石と人工石を見分ける方法です。
これらの鑑定方法を組み合わせることで、より正確に天然石と人工石を見分けることができます。
なお、天然石と人工石の鑑定は、専門的な知識と経験が必要です。そのため、天然石の購入を検討している場合は、信頼できる鑑定士に鑑定を依頼するようにしましょう。
自分で行う方法で一番簡単な方法は
様々な石はモース硬度で表され一番固いダイヤモンドのモース硬度は10です。
モース硬度とは別に鉛筆硬度があります。
鉛筆にはB、F、HB、Hなど6B～9HまでありBは数字が増えれば増えるほど柔らかくなり、Hは数字が増えれば増えるほど硬さがまします。
人間の爪は2H（モース硬度2.5）ほどと言われてます。人によって異なりますが、モース硬度2.5と鉛筆硬度2Hだからといって、モース硬度が5だからと言って鉛筆が５Hではありません。モース硬度5では鉛筆硬度の９Hと同じくらいです。
偽物の石ではアクリル樹脂を使う場合がありますが、アクリル樹脂はモース硬度3.5です。これを鉛筆硬度にすると2Hほどです。
そのため例えば4Hの鉛筆で表面を削ってみて傷が付くようであればそれは石ではない可能性が高いです。
宝石のカテゴリーでも金属や真珠はモース硬度としては非常に柔らかいため鉛筆の4Hでは真珠は簡単に傷がついてしまいますので注意してください。
